覚醒と寂滅［対話集］
目次
 1. もっと暗黒を！（栗坪良樹+埴谷雄高）
　　1　日常生活について
　　2　戦争と国境問題
　　3　コミュニズムとアナーキズム
　　4　スパイ衛星と海底基地
　　5　レーザー光線とコンピュータの反乱
　　6　ユートピア小説としての「死霊」
　　7　妄想を促すもの
　　8　映画について
　　9　連続活劇とパラレル・アクション
　10　藤枝静男と大岡昇平
　11　野間宏と井上光晴
　12　「死霊」と二十世紀文学
　13　《非在》について
　14　大江健三郎とブレイク
 2. 推理小説の魅力（丸谷才一+大岡昇平+埴谷雄高）
　　1　江戸川乱歩
　　2　エドガー・アラン・ポー
　　3　科学捜査と名探偵
　　4　裁判制度と推理小説
　　5　ＳＦと推理小説
　　6　犯人当ての問題
　　7　スパイ小説の魅力
　　8　三人の選んだベスト５
 3. 作家埴谷雄高の形成−未発表の幼小年期体験（柘植光彦+埴谷雄高）
　　1　父の人間像
　　2　家庭と教育
　　3　両親の結婚
　　4　追憶の少女
　　5　言葉とのかかわり
　　6　読書と映画の影響
　　7　闇と“通り魔”
 4. 戦争下の転向と抵抗（宮内勇+栗原幸夫+埴谷雄高）
　　1　農民部にもスパイＭの影
　　2　驚くべき警察のセクト主義
　　3　埴谷雄高の転向上申書
　　4　社会主義を信じている“転向者”
　　5　『新経済』をつくる
　　6　一方では『不合理ゆえに吾信ず』を書く
　　7　革新官僚と旧左翼の連携
　　8　太平洋戦争の開戦で予防拘禁に
　　9　戦争末期はみんな敗戦主義
　10　最後は憲兵隊にやられて終戦へ
　11　転向とは何だったのか
　12　ついに持ち得なかった最後のヴィジョン
 5. 真実とフィクション（井上光晴+埴谷雄高）
　　1　あらゆる仕事をやっていた、その一つにトランプ占いがあった（井上）
　　2　存在そのものが組織者−埴谷さんはそんなふうになった（井上）
　　3　「詐欺師」は、フィクションによって、ある夢を人間に与える（埴谷）
　　4　「野球の関係の方ですか」
　　5　孤独な井上光晴も妄想家の僕も、新しい数歩を求めている（埴谷）
　　6　現実は生じっかな方法では変えられない、出発はその一点です（井上）
　　7　「この方は奈良の偉いお坊さんで」
　　8　『死霊』外伝をひとつ話しましょう（井上）
　　9　『死霊』はいわば宇宙的に完結すればいい（埴谷）
 6. 覚醒と寂滅　あとがき

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更新日 00/10/01
名前 Hayakawa　Yoshiyuki